五行学説:冬は『腎』
東洋医学の中に五行学説という
分類があります。
五行とは、木・火・土・金・水 の
5つの物質または気です。
五行学説は五行の特性に基づいて
全ての物質を分類し説明する思想です。
五行の分類に五季(ごき)があります。
木は春・火は夏・土は長夏・金は秋・水は冬
また五行の分類に五臓(ごぞう)もあり、
木は肝・火は心・土は脾・金は肺・水は腎
と分類されています。
日本はあと半月で12月、冬の到来です。
冬は五臓でいうと『腎』です。
今日は『腎』の働きについて
重要な部分をご紹介します。
↓↓↓
●生長、発育、生殖に深く関与。
●温煦(おんく)作用⇒体を温める作用。
●体内の水の運行と排泄を調整。
●気の運行(呼吸)を調節⇒深い呼吸に関与し
吸気を臍下丹田まで取り入れて、
肺の機能を補助して吸気の深度を保持し
呼吸が浅くならない様に防止している。
↓↓↓
『腎』が弱っている人はこれらの働きが
低下しているため体に不調が出てきます。
冷え性、全身のむくみ(尿量が減る)、
息がしずらい(息が吸いにくい)、など。
少し『腎』の話から脱線しますが、
東洋医学でむくみを考える場合、
先ほど書きましたが全身のむくみは『腎』、
足のむくみは『脾』が弱い、
見た目にむくみはないが押すと凹む
この場合は『肺』が弱い、と判断します。
また呼吸が吸いにくい場合は『腎』、
呼吸が吐きにくい場合は『肺』が弱い。
なぜこのような判断になるのかは
五臓(肝・心・脾・肺・腎)の働きを
踏まえた上でのことです。
脱線した話を『腎』に戻します。
寒い季節は寒邪(かんじゃ)の影響を受け
『腎』がダメージを受けやすいです。
冬を元気に過ごすためにも
※体を冷やさない。
※睡眠をしっかりとる。
※食べ過ぎ・飲み過ぎない。
そして今年は
※3蜜は避けてしっかり換気!
段々と寒くなりますが
皆様の『腎』が元気でありますに。
不妊鍼灸 女性専門 堺筋本町 本町 予約制
大阪市中央区安土町2-4-5日本SBPビル201
山本のりこ鍼灸院